広報31号
平成31年理事長年頭挨拶
東京都合気道連盟理事長 藤城清次郎

 年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。

 また、会員・役員の皆様には日頃より東京都合気道連盟の活動、運営にご協力、ご尽力を賜り厚く御礼を申しあげます。平成の元号も余すところ僅かとなりました。新しい時代が明るい年であって欲しいと願っております。

昨年は、皆様のおかげで諸行事も恙なく執り行われて参りました。これも偏に合気道道主 植芝守央先生はじめ(公財)合気会合気道本部道場指導部師範・指導員の諸先生方はじめ多くの皆様のご指導ご助言ご尽力あってのことと深く感謝申し上げる次第です。

 去る十一月二十三日(金・祝)の東京都合気道演武大会では、一千名を超えるの皆様にご参加頂き、又多くのご来賓をお迎えし成功裏に終えることが出来ました。又、百二十人を超える会員の皆様には、当日の運営にも携わって頂きました。皆様のご協力により円滑な進行で予定通りの閉会が出来ました。又、準備・運営にと多くの皆様にご尽力いただき成功裏に終えることが出来、改めて御礼を申しあげたいと存じます。

 続く教育会館での情報交換会にも百四十名近い皆様に参加頂き、会員同士大いに懇親を深めて頂きました。(公財)合気会 林典夫常務理事、同可児晋理事、同山本高英監事、全日本合気道連盟 尾﨑晌理事長はじめ多くのご来賓にご臨席を頂き会を盛り上げて頂きました。改めて感謝申しあげる次第です。      

 さて今年度も残り三ヶ月となりました。現役員一期三年の任期も改選の時期を迎えます。今年度末迄に、都連の関係する行事として一月十七日(木)・三月十四日(木)の両日には広域合同稽古、二月二日(土)東京武道館の錬成講習会、二月十一日(月・祝)東京武道館の演武発表会、同じく三月二日(土)・三日(日)の二日間に亘り地域社会(足立区)指導者研修会が開催されます。是非ご参加下さい。

 本年も皆様と共に、合気道を通じ、心と身体の錬成と会員相互交流の場を多く提供していきたいと思っております。(公財)合気会、全日本合気道連盟とも緊密な連携をとりながら運営する所存です。年頭にあたり、皆様のご健勝とご発展を祈念いたし合わせて本年も変わらぬご支援、ご指導、ご協力をお願いしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
第六回全国合気道指導者研修会報告
第六回全国合気道指導者研修会が平成三十年十一月二日~四日に千葉県勝浦市日本武道館研修センターにおいて開催されました。この研修会は日本全国の合気道を指導する中学、高等学校の教員を対象に、学校教育における合気道の指導方法に関する実技及び講義が行われ、合気道の指導の充実に資することを趣旨とし、同時に各都道府県合気道連盟関係者も参加し、「倫理観の質の向上について」話し合われました。全国の都道府県より連盟関係者六十名、保健体育科教員九名、本部道場委嘱指導者三名が参加しました。
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 初日の十一月二日は開講式後、特別講師として植芝守央道主の講演「合気道とは」では歴史、稽古法、技法の説明があり道主
先生が稽古着を着用し実際に技を行いながら講義をされました。続いて、東京学芸大学非常勤講師 川城健先生の「生涯スポー
ツにつなげる合気道の授業」についての講義では、中学での体育の授業は生涯につなげる授業であり、卒業し何年も経てから稽
古に戻るような授業にすることが大切であると熱のこもった講義でした。
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 二日目午前中は学校指導者と都道府県連盟関係者の二つに分かれ、学校指導者は梅津翔先生の中学校合気道指導法①「一年生の授業内容」そして日野皓正先生による指導法②「二年生の授業内容」に 袴を脱ぎ、初心にもどり受講しました。また、都道府県連盟関係者は「倫理観の質の向上について」話し合われました。午後は全員で(公財)合気会常務理事 林典夫先生の進行により中学校三校と加茂市全中学合同の合気道授業実践例の報告がありました。評価法は難しい課題だと感じました。その後DVD「中学校武道必修化指導 合気道編」を視聴、最後は本部道場指導部師範 金澤威先生による中学校合気道指導法③の解説、稽古法の講義がありました。

 三日目は放送大学教授 魚住孝至先生による「宮本武蔵の五輪書に学ぶ」についての講義で、魚住先生のわかりやすい宮本武
蔵と武士の生き方、精神の解説、剣の捌きは大変興味深く勉強になりました。午前十一時にすべてのスケジュールが滞りなく終
了し閉講式が行われ、(公財)日本武道館振興部振興課 松尾貴之 課長より修了証授与があり、解散いたしました。

 実技指導は金澤威先生、日野皓正先生、梅津翔先生のご指導でしたが、モチベーションが違う生徒及び体力が十分でない生徒を含む学校武道教育は、合気道の有段者が即、学校武道教育の指導ができるというものではありません。指導者は通常の道場での指導より、一つ一つの動きを分解し分かりやすく丁寧に指導しなければなりません。例えば、畳に黒色のテープと白色のテープを貼り、黒のテープ側の人、白のテープ側の人とはっきり分け、受けと取りの認識をはっきりさせ稽古します。後ろ受けも数段階に分けて指導します。最初は座って頭を畳に着かないように体を丸くする稽古をし、次に片膝を立てた状態で稽古します。次の段階で立って足を引き、膝を畳につけます。立って膝を畳につけることができるようになったら尻を着き、背中を丸めて後ろに転がります。

 同じ動作を何度も繰り返す稽古は中学生にとっては飽きてしまいます。ボール、ペットボトルや新聞紙を丸めて持って稽古する
など、工夫をして指導することの講義もあり大変勉強になりました。最後に、このような講習会に参加させていただく機会をいただきました事に心より御礼申し上げ、今後の更なる学校武道教育の充実をお祈り申し上げます。同時に東京都合気道連盟も生涯稽古につなげるよう日々稽古に精進しそして合気道普及に協力をさせていただきます。(木下悦子記)